この業界の良くない風潮

今日は「On Lisp」の発売日とのことを聞いて、amazonで確かめてみると在庫なしの状態になってる。
で、夕方にたまたま池袋ジュンクに言ってみると一冊もおいてない。
あれ?一部の本屋で発売日前においてある情報が流れたのかな?
と思ったが、一応店内検索かけてみると2冊あると出る。
さすがにマニアックだから、入荷少ないんだなーと勝手に納得しながら、平積みのところをよくみると、
エスカレータ上がって一番前の台に3種類の本が平積みされてるんだけれども、
3つのうちの左右の本は20冊以上づつ置いてあるんだけれども、真ん中が1冊しかない。それが「On Lisp」だった。
この配置からすると、「On Lisp」が分厚いことを考慮しても10冊以上はあったということか。

ちょっと待ってほしい。
現在、システム開発Lispを必要としているところが実際にいくつあるだろうか?
それが市場のどのくらいをしめるだろうか?
それらを度外視しても、Lispを学習することで得られるメリットがどれほどあるのだろうか?
関数プログラミングでしかできないことがそんなにもあるのだろうか?
それ以上にPHPや、C#や、Javaなど学習するほうが、市場からのニーズに沿っているのでは
ないだろうか?

このところのエンジニア界隈の風潮は、一部のマニアの市場を度外視した、趣味に流されている気がする。
そんな風潮を蔓延らせてはならない。
そんな風潮を助長するような書物が出回ることも阻止しなければならない。
そんな風潮に染まるエンジニアが増えることを少しでも阻止するため、
私は最後の1冊の「On Lisp」を購入した。
いや、amazonで売り切れのときはどうしようかと思ったけど、
ラス1が手に入ってよか...。
いや、風潮の蔓延が少しでも防げてよかった。

問題は、積読積読かざるかだ。<ラス1手にした意味なし。

On Lisp

On Lisp


amazon画像出ないけど、装丁がきれー。やっぱりいい本は装丁もいい方がいいね。